五感で楽しむ没入型展覧会ゴッホ・アライブ。
広告を見かけてからずっと気になっていたこちらの展覧会に、先日行ってきました。
これまで世界各国で開催され、東京が100都市めの開催地とのこと。
絵を静かに眺めるのももちろんいいですが、今回の展覧会は「没入型」というだけあってよりゴッホの心に近づけたような気がしました。
東京での開催は2024年3月まで。その後は3月から6月まで福岡で開催予定です。
どんな展覧会なのか、行ってみてどう感じたのか。詳しくご紹介します!
- 展覧会ゴッホ・アライブについて知りたい人
- ゴッホ・アライブに行ってみた感想が気になる人
ゴッホ・アライブ 会場到着、チケットを見せて中へ
会場は品川区にある寺田倉庫。東京モノレール・天王洲アイル駅からすぐのところにありました。
あまり馴染みのない地域でしたが、駅から歩いてすぐの距離なので迷わず到着することができました。
名前のとおり、中へ入ると本当に倉庫!という感じ。
入場する人の列に並びながら、有名なゴッホの絵のパネルを眺めたり、グッズ売り場を発見したり。
中に入る前からテンションが上がります。
チケットは入場時間ごとに購入するシステムになっているので、並んだのは10分足らずでした。
帰りにグッズを見るのも楽しみ~!
それではいよいよ入場です!
ゴッホ・アライブ 会場内の様子
会場に入るとまず、パネル展示エリアから始まります。
エリアを3つに分け、それぞれご紹介します!
ゴッホの生涯を追うパネル展示エリア
まずは、ゴッホの生涯をパネルでまとめたエリア。
有名な絵画たちと、それが描かれたときのゴッホの精神状態が分かりやすくまとめられています。
ゴッホってこんなお顔をしていたんだ~。
パネルを一枚一枚しっかり読みたかったのですが、人の流れがなかなか進まず断念。
先にメインの映像体験エリアを味わってからこちらへ戻ることにして、先に進みました。
ゴッホをたっぷり体感 映像体験エリア
さて、メインはこちらです!広告や公式サイトで見て、期待していたエリア。
中は真っ暗で、壁面や床の映像が明るく浮かび上がって見えます。すごい、一つひとつが大きい。
スタッフのかたの案内もあり、ゴッホの生涯をまとめた映像がちょうど始まるタイミングで中に入れました。
大きな壁面に、ゴッホの自画像と言葉が映し出されます。
ドラマチックでかっこいい…!
同じ映像がいくつかの壁面で同時に映し出されているので、その場にとどまっていなくても流れを追うことができます。
ゴッホの生涯をいくつかの時代に分け、その地で描いた絵画とともに。
映像だけれど、油絵の具の固まった感じや筆の流れなど、かなり鮮明に見て取ることができます。
知っている有名な絵画が次から次へと登場するので、なんだか気持ちも高まってきます。
映し出される絵画の中で花びらが舞ったり、汽車が動いたりしているのです。
本当にきれい。絵画の中にいるみたい。
ゴッホが生涯を通して追求した色彩。その迫力にのまれていくのが心地いい。
会場にいる人みんな、好きな角度で絵画を写真におさめたり床に座って下から見上げたりしています。
こんな自由な絵画鑑賞のかたち、初めて味わいました。
映像が一巡するのにおよそ40分。夢中になっていたのであっという間でした。
ゴッホ・アライブ フォトロケーションエリア
この展覧会はなんと写真撮影・動画撮影・SNS投稿OKなので、気兼ねなく写真や動画を撮ることができます。
会場内にあるフォトロケーションエリアをご紹介します。
1.ゴッホの寝室
立体になったゴッホの寝室。
あの名画をこうして立体で見ると、この部屋で一人、色彩と向き合うゴッホのことをしみじみと考えてしまいます。
この中に入って写真を撮ることも可能なので、ぜひ名画の一部となって記念写真を撮ってみてくださいね!
2.『星月夜』の中を歩く
星月夜の中を歩くことができるこちらのエリア。
床にあの名画が描かれ、キラキラと星が輝く中を歩いてみることができます。
無数の照明のカーテンで通路のようになっていて、ちょっと渋滞気味。
人が多く、ササッと写真を撮って通りすぎました。
3.ひまわりの中でAR遊び
またも面白そうなエリアがこちら。
AR技術でひまわりの中に踊るゴッホさんを召喚することができるそう。
スマホのカメラが故障中で、残念ながらこちらはうまく体験できませんでした…。
購入品紹介&他にはどんなグッズがある?
購入品:絵画のイラスト入りウォーターボトル
帰りにグッズ売り場を覗き、ひとつだけ記念品を買ってきました。
夫と私用のウォーターボトル。容量は500mlです。
ヨガやジムで使おうかなと思っています!
それぞれ星月夜とひまわりのイラストが入っていて、おしゃれですよね。
蓋にはしっかりパッキンがついているので、水が漏れにくいのも嬉しい。
他にはどんなグッズがある?
他には可愛い瓶に入ったキャンディ、ゴッホの生涯や絵画をまとめた本、マグカップなど色々ありました。
面白いなと思ったのはゴッホの絵画がモチーフとなったアイシャドー。
ケースも中身も可愛かったので、ひとつ買ってみればよかったな。
ゴッホ・アライブの楽しみかた&所要時間の目安
行ってみて感じた注意点、楽しみかたをまとめます!
SNSなどではいろいろな感想も目にしましたので、それを踏まえてどんな人に合う展覧会なのかについても合わせてご紹介します。
楽しみかたと注意点
- 会場内にトイレはありません。会場内に入る前に、念のため行っておくのがおすすめ
- 所要時間はおよそ1時間半。ゴッホの生涯を追う映像の一巡は40分程度
- 映像が始まる前に、ゆっくり見られるお気に入りの場所を探しておくといいかも
- 展覧会は写真撮影・動画撮影・SNS投稿OK。カメラの準備をしていこう
ゴッホを映像で体感できるメインエリアでは、ゴッホの生涯と絵画をまとめた映像が流れています。
その映像を一巡しっかり見ると、およそ40分。
その他フォトロケーションエリア、パネルエリアをまわると1時間半くらいは必要です。
映像が始まるとみんな立ち止まって見入っているので、あまり中を歩きまわれる雰囲気ではありません。
あらかじめ自分の見やすいスポットを探しておくといいかもしれません。
とはいえ映像はいくつかの壁面で同時に流されているので、見逃す心配はないですよ◎
どんな人に向いてる?口コミまとめ
この新しい展覧会のかたちが合う人がいる一方で、中には合わない人もいるようです。
目にした口コミをいくつか挙げてみます。
まず、良い口コミです。
- 絵画をそのまま静かに観賞するより、アトラクション感があって楽しかった!
- 絵画初心者なので、分かりやすくゴッホのことを知れてよかった
- 友達や家族・恋人とその場で感想を言い合いやすいのがよかった
私のような初心者や、これから絵画に触れる子どもなどにとっては、絵画をそのまま眺めるよりもスッと心に入ってきやすいと感じました。
次は少し残念だった…という感想です。
- せっかくなら絵画そのものをじっくり見て楽しみたかった
- 映像で流れて行ってしまうので、気に入った絵をずっと見ていることができず物足りなかった
- 絵画の一部が動く映像は面白かったが、中にはチープに感じてしまうものもあった
もともとゴッホの絵画が好きな人や絵画を観賞することに慣れた人にとっては、少しイマイチな部分もあったようです。
絵画をじっくり観賞するいつものスタイルからは離れ、新しい体験型の展覧会を味わってみる!と割り切っていくのがいいかもしれませんね。
ゴッホ・アライブ 展覧会概要
公式情報から、展覧会概要をまとめます!
展覧会名 | ゴッホ・アライブ |
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会期 | 2024年1月6日~3月31日(東京) |
開催時間 | 10:00~18:00 ※最終入場は閉館の60分前まで ※土日・祝日は9:00~スタート |
会場 | 寺田倉庫G1ビル/東京都品川区東品川2丁目6-4 |
公式ウェブサイト | こちら |
観覧料金 | 一般3,000円/高校・大学生2,000円/小・中学生1,500円 |
チケットはアソビュー!で購入できますので、気になるかたはお早めにどうぞ◎
ゆっくり見てまわるには2時間くらいあると安心です。余裕のある予約がおすすめです!
おわりに:ゴッホの絵画に包まれる至福の時間◎何度も味わいたい展覧会
五感で楽しむ展覧会、本当に行ってよかったです!
ゴッホの生涯とともに名画をたくさん味わうことができ、私のような絵画初心者にも分かりやすい内容でした。
色鮮やかな絵画を全身に浴びて、本当に絵画の中に入ったような…ゴッホという存在がなんだか身近に感じられたような気がします。
とても素敵な展覧会、もう一度行きたいくらい楽しかったです…!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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