先日、左下の親知らずを初めて病院で抜いてきました。
歯医者さんで抜けるならそうしたかったのですが、親知らずがあごの神経と近いためいつもの歯医者さんでは抜歯ができないそう。

虫歯でもなかったので、たまに疼くのをだましだましそのままにしてきました…
抜くなら早めに!と通っている歯医者さんからも言われたため、ついに日帰り入院で抜歯手術を受けることになりました。
こういったケースはかなり多いようなので、私の体験をレポートしたいと思います。
日帰り入院の流れや痛み、食事はどうしたのか?ご参考になれば嬉しいです。
それでは、どうぞ!
- 親知らずの抜歯手術ってどんな感じ?体験談を読みたい人
- 抜歯後の痛み、経過が気になる人
入院までの準備 主な4つ
- 入院申込書の記入
- 入院一週間前から検温記録開始
- 持ち物の準備
- 入院前日 PCR検査を受ける
1.入院申込書の記入
日帰りとはいえ入院となれば、色々と手続きが必要です。
入院申込書、同意書、レンタル品の申込書など、入院が決まった際に病院から渡される書類に色々と記入しておきます。
身元引受人の欄は、夫に記入してもらいます。
何枚もの書類に記入しながら、その仰々しさになんだか怖くなってきます…笑
前日に慌てて記入するのも大変なので、あらかじめ記入を終わらせておくといいですね。
2.入院一週間前から検温記録開始
これは今のご時世的なものかもしれませんが、入院一週間前から毎日の検温と体調の確認が必要でした。
病院からもらった用紙に、毎日の体温と「咳、発熱、喉の痛み」などの有無を記入します。
病院にウイルスを持ち込まないよう、徹底されていますね。
3.持ち物の準備
日帰り入院の場合それほど必要なものはありませんが、私が持っていったものを挙げておきます。
- スリッパ
- コンタクトレンズのケースと保存液、眼鏡
- Kindle
病院のベッドで入院着に着替え、そのまま病棟と手術室を行き来するのにスリッパは便利でした。
手術中はコンタクトレンズも眼鏡も外さなければならないのですが、視力の悪い私は直前までコンタクトレンズをしていました。
Kindleは、もし待ち時間があったときのために…と持っていきましたが、ベッドでは結局麻酔でぼんやりとしていて本なんて読めませんでした。
4.入院前日 PCR検査を受ける
入院前日の朝、PCR検査の唾液を提出しに病院に立ち寄ります。
入院当日だけでなく前日まで休みをもらうなんて、数時間とはいえ社会人にはちょっとつらいところですね。
前日のPCR検査も今だけで、そのうち必要なくなるのだろうとは思いますが…いつになるかな。
この日に病院から電話はなかったので、検査はどうやら陰性だった様子。
無事、手術当日を迎えることができました!
抜歯当日の流れ


抜歯後の昼食、美味しそうなメニューでしたが全部が食べやすく細かくなっていました。
いきなりご飯の写真を見ていただいたところで、当日朝からの流れをご紹介していきましょう!
抜歯手術 当日の流れ
まだ人もまばらの病院に到着し、口腔歯科外来で受付をします。
入院書類なども提出し、一日お世話になる入院病棟のベッドへ。
手術着に着替え、コンタクトレンズから眼鏡に替えて呼ばれるのを待ちます。
私はこの日の抜歯手術患者3人中、3番目の順番。
それでも、それほど待った気はしませんでした。
静脈麻酔を打たれ、ぼんやりしている間に終了。ぼんやりしていたけれど、まあまあ痛かった。
すべてがペースト状になった昼食を食べます。
金目鯛の煮つけという心弾むおかずだったのに、ペースト状になっていて悲しかった…笑
麻酔もまだ効いているし、口も大きく開かないのでゆっくり食べます。
腕にはまだ点滴が刺されたまま。
術後の診察のため、点滴をガラガラして外来に向かいます。
手術した部位の状態と、今後の注意事項の確認。
切ったところを縫っているので、その抜糸の日を決めます。
ずっと腕についていた点滴を外してもらい、退院の準備。
朝から数時間お世話になったベッドに忘れ物はないか?看護師のかたにもチェックしてもらい、病棟から出ます。
薬をもらい、会計。そして退院!
初めての入院手術はどうだった?
ザ・手術!という感じで、心身共に思った以上に大変な一日。無事に終えられてホッとしました!
ありがたいことに健康体で過ごしてきたため、私にとってはほぼ初めての入院、そして手術でした。
手術室に入る前に「氏名・生年月日・今回は何の手術か」という確認を何度もされ、取り返しのつかない間違いが起こらないよう本当に慎重に行っているのだな…と強く感じました。
裸眼のためほとんど見えていないけれど、ドラマでよく見るようなザ・手術室!という部屋に入り、緊張が高まったのを覚えています。
静脈麻酔はしているものの、口を大きく広げられたり、何かをゴリゴリ(歯なのかあごの骨なのか…?)やられたりするのはやっぱり痛かった。
手首は軽く固定されているのですが、痛みにつられて無意識に手が動いてしまうのを誰かが優しく抑えてくれていました。
手術後は、麻酔が切れてくるまでベッドでうつらうつら…あっという間に始まり、ぼんやりしている間にすべてが終わっていました!
当日夜の食事はどうした?
まだ頬が腫れていて口も大きく開きません。
固いものは食べられず、夕食は雑炊に。
野菜やお肉も小さめにして煮て、クタクタになっていれば食べられました。
まだ激しく動かすと出血する可能性があり、刺激物で痛みが出そうな気もしたので辛いものも避けました。
抜歯からの経過
抜歯当日の退院後~夜
処方されたロキソニンで痛みを抑えているので、思ったより痛くはなかったです。
腫れもあるけれど、そんなに驚くほどではない感じ。
病院から家に戻ったものの、麻酔のせいか手術の疲れのせいか、ソファで寝てしまいました。
悪寒があったので、少し熱が出ていたかも?
この日からしばらく、抜歯した側の頬を下にして寝ることはできませんでした。
抜歯翌日
昨日よりかなり頬が腫れている…!!
相変わらず口は少ししか開かないし、腫れているので固形物は食べられません。
熱はないし体は元気なので、普通に仕事をする一日でした。
抗生剤は必ず飲み、痛み止めは痛いときだけ。まだ薬が切れると痛みがあるので、ロキソニンは引き続き服用していました。
抜歯から3日後
腫れも引いてきて、人には気づかれない程度になりました!
痛みもだいぶ引いてはきたけれど、食事の後はやっぱり痛い。
あと、体を動かすと痛い。家でヨガをしてみたら、頭の方に血流がいってジンジンと痛くなりました。
縫った箇所だけ痛いというより、なんだかあご一帯、フェイスラインに沿った骨が痛いのです。
腫れているのか骨のせいか、食事を飲み込むときに喉に違和感があります。
抜歯から7日後 縫った部分を病院で確認、抜糸を行う
縫った部分の抜糸なんてあっという間。奥のほうで気になっていた糸がなくなり、口を動かしやすくなりました。
経過も順調のようで、良かったです!
親知らずのあった部分にはぽっかりと穴が開いていますが、「食べものが詰まっても絶対に楊枝でほじくり出したりしないでね~」と先生から注意がありました。
抜歯から2週間後
痛みはほぼないけれど、冷たい空気や水に触れたときはやはり痛みがあります。
まだたまに骨自体がジンジンすることもあるし、これはまだ少し続くのかも…。
術後の診察では、頬から首、鎖骨あたりにかけて内出血し、一時的に黄色いアザになるかもと言われていました。
でも、そういえばそれはなかったな。腫れ以外に見た目の変化はありませんでした。
2週間経過した今では、見た目には何も分からなくなりました!
抜糸から20日後
見た目には何も分からなくなったものの、冷たい空気や冷たい水がしみるとほんっとうに痛い。
これ、大丈夫かな?とちょっと不安になってしまい、抜歯の病院を紹介してくれたかかりつけの歯医者さんに診てもらうことにしました。
親知らずを抜いたことで隣の歯の根元がむき出しになっていて、知覚過敏になっているそう。
経過は順調なので、耐えられる痛みならこのまま歯茎が形成されるのを待つしかないとのことです。
しかたない…気をつけていれば急に痛むことはないので、このまま自分の治癒能力を信じて耐えるしかありません!
おわりに:親知らずの抜歯は思った以上にしっかり手術でした
実は私にはもう一本親知らずが残っていて、そちらも病院で抜歯する予定なのです。
今回の抜歯手術で全体の流れは分かったけれど、またこの腫れや痛みがやってくると思うと憂鬱になってしまいますね。
同じようなかた、一緒に抜歯手術がんばりましょう…!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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