この夏、私は長野県木曽郡大桑村にある阿寺渓谷(あてらけいこく)を訪れました。
こちらは阿寺ブルーという名で知られる澄んだ水をたたえる渓谷で、自然いっぱいの県内でも特に人気の高い観光地です。
電車では行きにくい場所だったり、時期によっては車両進入規制があったりもするのですが…
それでもおすすめしたい、あまりにも美しい自然でした。
訪れるのに一番人気の季節は夏ですが、秋は紅葉と一緒に楽しむこともできます!
散策レポートと、阿寺渓谷を訪れるときの注意点もまとめました。
それでは、どうぞ!
阿寺渓谷からも近いもう一つの名所・寝覚の床についても紹介しています↓
- 夏の避暑、秋の紅葉狩り…長野県の美しい名所を旅したい人
- 長野県屈指の名所・阿寺渓谷について詳しく知りたい人
とにかく見てほしい!この美しい水面
基本情報の紹介はあとにして、とにかく美しい自然を見ていただきましょう。
散策のはじまりです!
車を置いて、渓谷の入り口から登っていきます
渓谷の上の方まで行けるシャトルバスがあるのですが、この日は混んでいて乗りたい時間に乗車できませんでした。
地図で確認してみたところ、渓谷に沿って舗装された道路があり徒歩でも行けそう!
私たちは近くの駐車場に車を置いて、渓谷の脇の道を登ってみることにしました。
ところどころで渓谷に降りてみる
脇道を歩きながら渓谷を眺め、ところどころ降りられるポイントを見つけては渓谷のそばまで降りてみる私たち。
降りられるポイントといっても、ちょっと歩きやすくなっている崖…という感じ。
あまり下調べせずに行ってしまいましたが、パンツスタイルにアウトドア用のサンダルで行ったのが幸いでした。
渓谷に降りられる傾斜はきれいに階段になってはいないので、ちょっとした身体能力が求められます…!
もう本当に、とにかく水が澄んでいてきれい!
水に触ってみると、しっかり冷たくて気持ちいいです。
ジブリの世界観…コダマに出会っても不思議じゃないほどの、豊かな自然です。
これです、このエメラルドグリーンの水面。有名な阿寺ブルーです!
持っていった飲みものを川の水で冷やします。流水に少し浸すだけで、すぐに冷えてくれます。
暑い中歩くので、水分は必須!
途中、立ち入り禁止の朽ち果てた橋に出会います。
ついつい怖いもの見たさに渡ってみたくなりますが、ここはもちろん自制です。
興味を惹かれるけど、本当に崩れ落ちそうなので絶対に行っちゃだめです…!
遠くに旧森林鉄道橋が見えてきた!
さらに歩いていると、赤い鉄橋が見えてきました!
この鉄橋は旧森林鉄道で、木材の運搬に使われていましたが1966年(昭和41年)に廃線になりました。
赤い鉄道と周囲の森林とが調和して、絵になりますね。
途中で大きなカメラを持った人とすれ違いましたが、きっと人気の撮影スポットなのですね。
きれいな渓谷と森林に、赤く映える鉄道。ノスタルジックで素敵な風景ですね。
何枚か写真を撮りましたが、どこを切り取ってもハガキのようにきれいな風景になるのです。
渓谷に降りて撮ると、また違った雰囲気になりそう。
阿寺渓谷 基本情報
名称 | 阿寺渓谷 |
所在地 | 長野県木曽郡大桑村野尻(阿寺国有林内) |
TEL | 0264-55-4566(大桑村観光協会) |
定休日 | なし(散策自由)※車両進入規制の場合あり |
料金 | 無料 ※森林環境整備推進協力金1人100円(目安) |
公式ホームページ | 阿寺渓谷ページ |
長野県大桑村による阿寺渓谷の公式ページがありますので、お知らせやリアルタイムの情報はこちらをご確認ください。
特に混雑する時期(GW・夏季、秋季など)は、車両進入規制があります。
毎年その期間が告知されますので、公式ホームページで確認してから行きましょう。
阿寺渓谷に一番近い宿泊所は阿寺温泉あてら荘です。夏季限定の民宿ですが、目の前から渓谷の上流へ行けるシャトルバスが出ていて便利◎
前泊して朝からシャトルバスで上流まで行っておくと、ゆっくりと渓谷全体を楽しめますね。
近隣のホテル・旅館などを調べるにはこちらから◎↓
長野県木曽地域のホテル・旅館を見てみる
阿寺渓谷を見に行こう!事前準備と注意点
- 阿寺渓谷は圏外です。スマホ、携帯電話は基本的に通じません
- 自然がそのまま保全された渓谷です。動きやすい服装、滑りにくい靴で行きましょう
- バーベキュー、花火、焚火等、火を使う行為は禁止です
- 川の水はとても冷たく、水面が澄んでいるため深さも測りにくいです。飛び込みなどはやめましょう
阿寺渓谷を散策する際は上記のことに気をつけ、事前準備をしていくことをおすすめします。
ここまでのレポでお分かりいただけるかと思いますが、渓谷に降りたり岩肌を歩いたりするのにはけっこう身体能力が必要でした。
街を歩くような恰好、動きにくい格好では行かないほうがいいです。
私も散策中にそ、そのスカート+華奢なサンダルで渓谷に降りるの…?!と、こちらが心配になってしまうような女性を見かけました。
実際、阿寺渓谷でもたびたび無茶な遊び方をして病院に搬送されるかたがいるそうです。
阿寺渓谷には電波が通っておらず、助けを呼びたくてもすぐには難しいので余計に注意が必要です。
十分すぎるくらいに気をつけて、安全に楽しく自然を満喫したいですね!
海でも山でも渓谷でも、自然を甘く見たらいけませんね…!
おわりに:阿寺渓谷の美しい水面を眺めて、豊かな自然に癒されよう◎
地域で愛され、大切に守られている阿寺渓谷。
阿寺ブルーと呼ばれる透き通った水面、迫力のある岩肌はずっと見ていても飽きない美しさでした。
しっかりと準備をして、ぜひ豊かな自然を味わってきてくださいね!
阿寺渓谷と周辺の名所を巡るには、木曽地域のホテル・旅館やレンタカーをあらかじめ予約していくことをおすすめします◎
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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